「変形性股関節症」正常な姿勢へ戻すと改善できるの?

「立ち上がりや歩き初めに足の付け根が痛い」
「足の爪が切りにくくなった」
「靴下が履きにくくなった」
「正座が困難になった」
「あぐらがかきにくくなった」

これって【変形性股関節症?】

股関節は、受け皿になる骨盤側の寛骨臼と、太もも側の大腿骨頭がかみ合ってできている球関節です。

この大腿骨頭が寛骨臼にしっかりと被さることで体重が支えられています。

この股関節には片足で立つと体重の3〜4倍、歩いているときには10倍もの重さがかかるといわれています。

日常生活にとても重要な役割を持っている股関節ですが、何らかの異常が起きて痛みを感じることがあります。

症状として最も多いのは、足の付け根の痛みや違和感です。

おしりや太もも、ひざの痛みとして出てくることもあります。
そのため股関節の病気だと気づかない人がいます。

また、左右に揺れて歩くというのもこの病気のサイン。

【変形性股関節症】原因は?

大腿骨と臼蓋の軟骨がすり減って、炎症を起こしたり骨が変形したりすることで引き起こされます。

〈軟骨がすり減る原因〉
・肥満

・重労働

・スポーツなどによる外傷

〈最も多い原因〉
子供の頃から股関節に何らかの異常を持っているというケース。

赤ちゃんのときに股関節が発育不良変形性股関節症になる人の8割前後は、乳幼児期に股関節の発育が良くなかった人です。

【変形性股関節症】どうすればいいの?

〈生活スタイルの改善〉
体重管理が非常に重要です。

肥満は股関節に余分な負担をかけます。
痛みを悪化させる可能性があります。
健康的な食事と適切な運動で体重を管理しましょう。

また、股関節への負担を軽減するために、適切な靴を履くことも重要です。

〈運動療法〉
専門家による指導のもとで、股関節の強化と可動域の向上を促進する運動。

運動は筋力を増強し、関節をサポートする役割を果たし、痛みの軽減に寄与します。

痛みがあるなかで運動をするのが難しい場合

おすすめはプールでの水中歩行(ウォーキング)。
水の中では浮力によって股関節への負担が減ります。
痛みの出にくい状態で有酸素運動を行うことができます。

さらに、水の抵抗によって効率よく足の筋力に効いてきます。

「変形性股関節症」の改善には姿勢も重要です。

右の図は頭が肩よりも前にあることで、猫背姿勢になります。
肩の筋肉が引っ張られることで、姿勢の問題点を示しています。

姿勢が崩れている限り、「変形性股関節症」の根本的な解決には至らないことがお分かりいただけると思います。

当院では、運動療法などで「正常な姿勢」へ戻します。

身体を正常な状態へ戻すことで、「変形性股関節症」の症状は改善していきます。

股関節への負担を減らすことで、痛みの軽減が期待できます。
まずは、運動療法を中心とした治療を考えてみてはいかがでしょうか。
日常生活に影響をきたしている場合は手術も選択肢に入るため、痛みがあるときは我慢せず専門家に相談することが大切です。

元気ですか~?
湘南山手整体院 髙瀬です。
当院は横須賀市池田町にあります。
最寄り駅は京急「北久里浜」「新大津」「京急大津」「馬堀海岸」
バスの場合は、京急「安房口神社前」下車です。

適度な「運動」継続していますか?
「肩こり」「腰痛」「関節痛」で、お困りではありませんか?
今回のブログは、【変形性膝関節症】についてでした。