【側湾症とは?】「原因と症状、改善に役立つセルフケア方法」

側湾症は日常生活に大きな影響を与えることがありますが、正しい知識とセルフケアを取り入れることで改善が期待できます。
本記事では、側湾症の基本的な知識から、自宅でできるケア方法まで詳しく解説します。
自身やご家族が側湾症に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
【側湾症とはどのような状態?】
まず、側湾症の基本的な定義と種類について解説します。
側湾症の定義と概要
側湾症とは、背骨が左右に湾曲する状態を指します。健康な背骨は正面から見ると真っ直ぐですが、側湾症の場合、アルファベットの「C」や「S」のように湾曲します。側湾症には以下の3つのタイプがあります。
- 特発性側湾症:原因が不明で、成長期の子どもに多い。
- 症候性側湾症:病気や外傷が原因。
- 機能性側湾症:姿勢の癖や筋力のアンバランスによるもの。
発症しやすい年齢や性別
特発性側湾症は思春期に発症しやすく、特に10~15歳の女の子に多く見られます。
【側湾症の原因とは?】
側湾症の原因はタイプによって異なります。
特発性側湾症の原因
特発性側湾症は遺伝的な要因や成長過程の異常が関与している可能性がありますが、明確な原因は解明されていません。
症候性・機能性側湾症の原因
- 症候性:骨の病気や神経の障害が原因になることがあります。
- 機能性:姿勢の崩れや片側だけの筋肉の過剰な使用が影響します。

【側湾症の症状と放置するリスク】
側湾症が進行すると、次のような症状が現れます。
初期症状
- 肩の高さが左右で異なる。
- 腰や背中に軽い違和感を感じる。
進行した場合の症状
- 背骨の湾曲が目立ち、見た目にもわかるようになる。
- 呼吸が浅くなることや、疲れやすさを感じることがあります。
放置するとどうなる?
進行性の側湾症では、痛みや変形が悪化するだけでなく、内臓に影響を及ぼすリスクもあります。早期に対処することが重要です。
【自宅でできるセルフケア方法】

側湾症の改善には、自宅で取り組めるケアが有効です。
セルフストレッチの紹介
側湾症に効果的なストレッチには次のようなものがあります。
- 体側伸ばしストレッチ
- 背骨を伸ばしながら片側にゆっくり倒します。
- キャット&カウポーズ
- 背骨を曲げ伸ばししながら柔軟性を高めます。
姿勢を整える習慣
- 正しい座り方や立ち方を意識しましょう。
- 長時間同じ姿勢を続けるのは避け、こまめに体を動かすことが大切です。
筋力トレーニングの重要性
- 体幹を鍛えることで背骨を支える筋力がつき、側湾症の進行を防ぐ効果が期待できます。
【側湾症の改善に役立つ専門的なケア】
セルフケアだけでなく、専門的なサポートを受けることも重要です。
コルセット治療
軽度の側湾症には、医師の指導のもとでコルセットを使用する方法があります。
背骨の矯正をサポートします。
リハビリや整体院でのケア
側湾症に特化した整体やマッサージを受けることで、筋肉の緊張を緩和し、姿勢を整えることができます。

【まとめ】
側湾症は早期発見と適切なケアが重要です。
自分に合ったセルフケアを取り入れるとともに、専門家のアドバイスを受けることで生活の質を向上させましょう。
まずは日常生活の習慣を見直し、無理のない範囲で取り組んでみてください。

【おわりに】
当院では、医療機関のような治療行為は行えませんが、全身を通した整体アプローチやセルフケア指導によって日常の過ごしやすさをサポートいたします。
重い症状や診断が必要と思われる場合は、まず医療機関で適切な検査・診断を受けたうえで、補完的なケアとして当院をご利用いただければ幸いです。
痛みや違和感を抱えながらの生活を続ける前に、一度ご自身の身体の使い方を見直してみませんか?
不安な点やご相談がありましたら、お気軽に湘南山手整体院までお問い合わせください。