6月は体調を崩しやすい時期。「冷え・湿気・気温差」への備えが大切です。

🌧️ 湿気による代表的な不調

湿度が高くなると体内の水分代謝が悪くなり、むくみ重だるさを感じやすくなります。

湿気は胃腸にも負担をかけ、食欲不振や消化不良を引き起こすことも。

  • 倦怠感・だるさ
  • 頭痛・重だるい感覚
  • 胃腸の不調(食欲不振・下痢・むくみ)
  • 関節の痛み(古傷が痛むなど)
  • 気分の落ち込み・イライラ

1. 体の「水はけ」を良くする食事

  • 利尿作用のある食材
    → 小豆、とうもろこし、はと麦、きゅうり、スイカ、冬瓜、生姜 など
  • 控えたいもの
    → 生もの・冷たい飲み物・油っぽい料理・甘いものは湿をためやすい

2. 生活習慣の見直し

  • 湿度を下げる(エアコンの除湿モード・除湿器を使う)
  • 入浴でしっかり汗をかく(半身浴が◎)
  • 睡眠をしっかりとる(湿があるときほど体力消耗が激しい)

3. 軽い運動で巡りを促す

  • ウォーキングやストレッチで「気」と「水分」の巡りをよくする
  • ヨガや太極拳など、ゆったりした動きも効果的

4. 漢方・鍼灸・整体で調整

  • 湿邪は「脾(ひ)=胃腸」と関係が深いため、体質改善がカギです
  • 鍼灸や整体で気血水の巡りを整えることで、不調がやわらぎます
  • お近くの信頼できる治療院で体調に合ったケアを受けるのもおすすめです

🌡️ 気温差による主な不調自律神経の乱れ

気温差による自律神経の乱れは、春や秋、あるいは梅雨時期やエアコンの効いた室内外の行き来で多くの人が感じる不調です。

自律神経は「体温調整」「血圧」「内臓の働き」などをコントロールしているため、乱れると心身のあらゆる部分に影響が出ます。

  • 頭痛・めまい・吐き気
  • イライラ・不安・落ち込み
  • 睡眠の質の低下・中途覚醒
  • 食欲不振・便秘や下痢
  • 動悸・息切れ・だるさ・疲れやすい

1. 体温調節しやすい服装を心がける

  • 脱ぎ着できる羽織もの(カーディガン、ストールなど)を常備
  • 特に「首・手首・足首」の“首”を冷やさないように!

2. 朝の習慣で自律神経を整える

  • 朝日を浴びる:セロトニンの分泌を促して、体内時計をリセット
  • 白湯を飲む:体の中からゆっくり温め、胃腸も刺激
  • 軽いストレッチ:交感神経のスイッチが入って活動モードに

3. ぬるめのお風呂にゆっくり入る

  • 寝る1〜2時間前に、38〜40℃のお湯に10〜15分つかる
  • 副交感神経を優位にして、深い睡眠をサポート

4. 腸内環境を整える食事

  • 自律神経と腸は密接な関係あり(腸は“第二の脳”とも)
  • 発酵食品(納豆・味噌・ヨーグルト)、食物繊維(野菜・海藻・きのこ)を積極的に

5. 整体・鍼灸・呼吸法も有効

  • 骨格や筋肉のバランスを整えることで神経の働きが安定
  • 自律神経に関わるツボ刺激(例:百会、風池、内関など)
  • 深い腹式呼吸(1日3分でも)で副交感神経を高める

 🧠 気圧の変化による頭痛や関節痛

梅雨前線の影響で気圧が下がると、頭痛・関節痛・古傷の痛みが出やすくなります。

  • こまめなストレッチや整体で体の巡りを良くする
  • カフェインや鎮痛剤の使い方に注意する(使いすぎない)
  • 湿気対策に除湿器やエアコンを使う