【脊柱管狭窄症】種類と原因について湘南山手整体院が解説
背骨の中には神経の通り道となるトンネル(脊柱管)があり、そこが加齢や姿勢のくずれで狭くなると「脊柱管狭窄症」と呼ばれる状態になります。もっとも多いのは腰で起こる腰部脊柱管狭窄症で、神経や血管が圧迫されることで腰痛だけでなく、お尻から足にかけてのしびれ・脱力感が出るのが特徴です。
【神経が悲鳴を上げるまでの流れ】
背骨を支える椎間板がすり減る
→ 代わりに靱帯や関節が分厚くなり、神経のトンネルがじわじわ狭くなる
→ 歩く・立つといった姿勢で圧迫が強まり、血流が足りなくなってしびれや痛みが出現
専門用語では「神経根型」「馬尾型」などに分かれますが、一般的には「少し歩くと太ももやふくらはぎがジーンと重だるくなり、前かがみで休むと楽になる」というパターンを覚えておくとイメージしやすいでしょう。
【放置するとどうなる?】
立って歩く時間が短くなり、外出・買い物・旅行といった活動量が減少。すると脚の筋力が落ち、背骨を支える筋肉が弱り、狭窄がさらに悪化しやすい負のサイクルに陥ります。症状が強い期間が長びくほど神経の回復力も落ちるため、早めに負担を減らす工夫が欠かせません。
- 膝や股関節へかばい動作が広がって別の痛みを誘発
- 歩行距離が短くなることで心肺機能が低下し、全身の血行が悪化
いずれも「動かないこと」が火種になるため、痛みのピークが過ぎたら日常で無理なく体を動かせる環境づくりが重要です。
【生活習慣で意識したい3つのポイント】
- 背もたれに深く腰掛け、骨盤を立てて座る
- 30 分に1回は立ち上がり、腰を軽く前後に動かして血流を確保
- ウォーキングはベビーステップから。痛みが出る手前で休み、再び歩く「こま切れ歩き」を習慣にする
これらを継続すると、腰回りの血行が改善すると同時に背中の支え役になるインナーマッスルが働きやすくなり、狭窄部への負荷が緩やかになります。
【湘南山手整体院のサポート】
1.わかりやすい検査と説明
姿勢写真と歩行動画を用意し、「どこが狭くなり、どの動きで神経が締めつけられているのか」を患者さまご本人と一緒に確認します。専門用語をかみ砕き、「だから腰を反らすと痛む」「前かがみでラクになる理由はここ」と視覚的にお伝えするのが当院のスタイルです。
2.ソフトな調整で圧迫を軽減
痛みを増やさない範囲で骨盤と背骨をやさしく動かし、腰椎の反りすぎを緩めて脊柱管内のスペースを確保します。同時にお尻や太ももの固まった筋肉をゆるめ、神経が滑りやすい環境を整えます。ボキボキしない穏やかな手技を基本にしているため、高齢の方でも安心して受けていただけます。
3.日常動作の具体的アドバイス
椅子・机・寝具の高さ、靴のクッション性など「症状が出にくい環境」を細かくチェック。歩行時は杖や腰ベルトの使い方も実演し、自宅や職場で再現できる姿勢ケアを提案します。
- 初期は週1回の調整で腰回りの柔らかさを回復
- 歩行距離や痛みの度合いを見ながら2~3週に1回へ移行し、症状が落ち着けば月1回のメンテナンスへ
段階的なスケジュールで「歩く→休む→また歩く」が少しずつ延ばせるようサポートします。
【まとめ】
脊柱管狭窄症は「歩くと痛むが、前かがみで休めば楽になる」という特徴的な流れをたどります。放置すると歩行距離が縮み、活動量と筋力が落ちて悪循環に陥りがちです。湘南山手整体院では、専門用語をなるべく減らした説明とソフトな調整、そして日常動作のきめ細かなアドバイスで、神経への負担を減らしながら生活の質を高めるお手伝いをしています。
「買い物途中で腰と足がだるくなり、しゃがんで休むことが増えた」「手術以外の方法で少しでも症状を和らげたい」――そんな方はぜひ一度ご相談ください。歩く楽しさを取り戻し、先々の不安を減らすための一歩を一緒に踏み出しましょう。