【股関節の詰まりや痛みに効くストレッチ|柔軟性と可動域を高める方法 】

股関節に詰まりや痛みを感じる方は、関節の柔軟性が低下し、可動域が狭くなっている可能性があります。
ストレッチを取り入れることで、股関節まわりの筋肉をゆるめ、動きやすさを取り戻すことができます。

この記事では、股関節の不快感をやわらげるストレッチ方法と、そのポイントをわかりやすく解説します。 

股関節をストレッチしている女性の写真です。

🟩股関節に詰まりや痛みが起こる原因

股関節に生じる詰まり感や痛みには、日常生活のクセ、筋肉の硬さ、関節のゆがみ、そして姿勢の乱れが大きく関係しています。

特に長時間の座り姿勢や片足重心などの習慣がある人は、股関節まわりのバランスが崩れやすく、違和感や痛みを感じやすくなります。

まずは原因を正しく理解することが、効果的な改善の第一歩です。 

🟢股関節の外側・内側が痛む理由とは? 

股関節の外側に痛みを感じる場合、臀部や大腿筋膜張筋などの筋緊張や炎症が関係していることがあります。

一方、内側の痛みは内転筋や恥骨周辺の負担増が原因になることが多く、姿勢の崩れや骨盤のゆがみが関係している場合も。

部位ごとの原因を見極めた上で、ターゲットに合ったストレッチを取り入れることが重要です。 

骨盤背面の筋肉・臀部のいらすとです。
内もも(前面)の筋肉・内転筋群のイラストです。

🟢股関節を動かすと音が鳴る原因とは 

股関節を回したときに「ポキッ」「コリッ」といった音がするのは、関節周辺の靭帯や腱のこすれ、あるいは筋肉の緊張が原因の場合があります。

特に股関節唇損傷などの関節の損傷がある場合は、痛みや引っかかり感を伴うこともあるため注意が必要です。

違和感だけでなく痛みがある場合は、無理なストレッチは避け、医療機関への相談も検討しましょう。 

🟢姿勢の悪さや筋力低下も影響する 

日常的に猫背や反り腰といった姿勢が続くと、骨盤が前傾・後傾し、股関節まわりに負担が集中します。

また、体幹や骨盤周辺の筋力が低下していると、関節を正しく支えることができず、不安定な動きが股関節の痛みを引き起こします。

姿勢改善とあわせて、インナーマッスルの強化やストレッチを行うことが、根本的な解決につながります。 

🟩自宅でできる!やさしい股関節ストレッチ法 

股関節の詰まりや痛みの予防・改善には、自宅でできるストレッチが効果的です。

特に朝起きたときやお風呂上がりなど、筋肉が温まった状態で行うとより効果的です。

ここでは目的別に、やさしく取り組めるストレッチ方法を紹介します。 

🟢詰まり・違和感をやわらげるストレッチ 

詰まりや違和感を感じる方には、股関節を「回す」動きよりも、「開く」「伸ばす」動作をゆっくり行うことが効果的です。

座位の状態から上体を前に倒すストレッチ(座位四股、梨状筋ストレッチ)がおすすめです。

急激な動きは避け、呼吸を止めずに30秒〜1分かけてゆっくり伸ばすのがポイントです。 

座位四股

梨状筋ストレッチ

🟢寝ながらできるストレッチメニュー 

ベッドや床の上で無理なくできるストレッチは、継続しやすく効果的です。

仰向けの状態で片膝を胸に引き寄せたり、足を左右にゆっくり倒す動作などは、股関節まわりの柔軟性を高め、可動域を広げるのに役立ちます。

特に足回しや膝倒しのストレッチは、寝ながらできる簡単メニューとして人気が高く、朝や就寝前の習慣に最適です。 

🟢妊婦・産後・中高年向けのやさしいストレッチ 

妊娠中や出産後の女性、あるいは筋力が落ちてきた中高年の方には、負担の少ないストレッチが必要です。

椅子に座ったまま片足を上に組み、体を前に倒す「チェアストレッチ」や、壁に手をついて骨盤をゆっくり前後に動かす動作など、関節に負担をかけすぎない方法がおすすめです。

体調に合わせて無理なく行いましょう。 

🟩ストレッチ効果を高めるには?注意点とポイント 

ストレッチを安全かつ効果的に行うためには、いくつかの基本的なポイントを押さえておくことが大切です。

間違ったやり方は逆効果になる可能性もあるため、正しいフォームと呼吸、タイミングを意識しましょう。 

🟢ストレッチ時の呼吸と姿勢に注意 

ストレッチ中に呼吸を止めてしまうと、筋肉が余計に緊張し、効果が得られにくくなります。

鼻から吸って口から吐く深い呼吸を意識しながら、無理のない範囲で姿勢をキープすることが大切です。

また、猫背や反り腰の状態でストレッチを行うと、股関節に余分な負荷がかかるため、正しい骨盤の位置を意識しましょう。 

ストレッチをしている女性の写真です。

🟢ストレッチ前後のウォームアップ・クールダウン 

ストレッチ前には軽いウォーキングや足踏みなどで身体を温め、筋肉の柔軟性を高めてから行うとケガの予防になります。

また、ストレッチ後は深呼吸や軽いクールダウンを行うことで、血流が促進され疲労回復にもつながります。

筋肉痛を感じる場合は、無理に伸ばさず、回復を優先させましょう。 

🟩それでも改善しないときは?

ストレッチを継続しても改善が見られない場合や、動かすたびに強い痛みがある場合は、無理をせず専門家に相談しましょう。

当院では、骨盤や股関節のゆがみを整えながら、関節の可動域を広げる施術が受けられます。

当院で患者様にお体の状態等お伺いしている写真です。

また、股関節の動きや筋力バランスをチェックし、自分に合ったストレッチやエクササイズを提案します。 

🟩湘南山手整体院のこだわり

股関節の痛みを訴える女性の写真です。