「いつもだるい」「なかなか眠りにつけない」「やる気が起きない」・・・これは【自律神経を整えなければ!】

自律神経は、【交感神経】と【副交感神経】の2つがあります。

これらが適切にバランスを保つことで体の機能が正常に保たれているのです。

「ストレス」や「生活習慣の乱れ」などによってこのバランスが乱れます。
すると、さまざまな症状が現れるのです。

【自律神経が乱れるとどうなるの?】

〈疲れやすい〉
何をしていなくても疲労感が続く。

〈頭痛〉
緊張型頭痛や片頭痛が頻繁に起こる。

〈めまい・立ちくらみ〉
急に立ち上がるとフラつく感じがする。

〈動悸・胸の圧迫感〉
心臓が急にドキドキしたり、胸に圧迫感を感じる。

〈胃腸の不調〉
消化不良、下痢、便秘、腹痛など。

〈息苦しさ〉
深呼吸ができない、息が詰まる感じ。

〈冷えやすい・汗をかきやすい〉
手足の冷えや異常な発汗。

〈しびれや筋肉のこわばり〉
手足のしびれや筋肉の緊張感。

〈不安感・イライラ〉
理由もなく不安やイライラを感じる。

〈集中力の低下〉
物事に集中できなくなる。

〈気分の落ち込み〉
うつ症状のように気分が沈む。

〈睡眠障害〉
不眠や早朝覚醒、逆に過眠になることもある。

〈気温や湿度の変化に敏感〉
気温や天気が変わると体調が崩れやすい。

〈耳鳴り・視覚異常〉
耳鳴りや目のかすみ、視界がぼやけることがある。

〈食欲不振〉
食欲が減退したり、逆に過剰に食べてしまうことがある。

【自律神経が乱れる原因は?】

自律神経が乱れる原因は多くの場合、複数の要因が組み合わさって発症します。
主な原因は《身体的》《精神的》《環境的》な要素が挙げられます。

〈職場や学校の人間関係〉
上司や同僚、クラスメイトとのトラブルや過度なプレッシャー。

〈過労や多忙な生活〉
仕事や家事、育児などでの疲労が蓄積。

〈家庭や経済的な問題〉
家庭内の問題や経済的な困難による精神的負担。

〈睡眠不足や不規則な睡眠パターン〉
夜更かしや、寝不足が続くと体内時計が狂います。
そして、自律神経のバランスが崩れやすくなります。

〈運動不足〉
適度な運動がないと血行が悪くなり、自律神経の調整機能が低下します。

〈不規則な食生活〉
栄養バランスの乱れや食事の時間が不規則だと、自律神経のバランスが崩れます。

〈気温や気圧の変化〉
季節の変わり目や急な気温変化、低気圧などが影響し、特に敏感な人は体調不良を感じやすくなります。

〈騒音や光の刺激〉
大きな音や強い光が続く環境では交感神経が優位になり、リラックスが難しくなります。

〈性格特性〉
「完璧主義」「几帳面な性格」「心配性の人」は、ストレスを感じやすく、自律神経が乱れやすい傾向にあります。

〈感情の抑圧〉
感情を抑え込むことで、無意識のうちにストレスが蓄積し、自律神経の不調を引き起こすことがあります。

自律神経の乱れる原因は一つだけではありません。
さまざまな要因が絡み合って発症することが多いです。
特に、長期にわたるストレスや不規則な生活習慣が大きな要因となります。

【自律神経を整えるにはどうすればいいの?】

〈睡眠の質を改善する〉
毎日同じ時間に寝起きすることで、体内時計を整えます。

質の高い睡眠をとるためには、寝る前にリラックスする時間を設けましょう。
スマホやパソコンなどの強い光を避けることが有効です。

〈バランスのとれた食事を摂る〉
栄養バランスのとれた食事は、自律神経の安定に役立ちます。

特に、ビタミンB群やマグネシウム、オメガ3脂肪酸が自律神経の機能を助けます。
野菜、魚、ナッツ、果物を積極的に摂ると良いです。

〈適度な運動を取り入れる〉
ウォーキングやストレッチ、ヨガなどの軽い運動は、血行を良くし、副交感神経を活性化します。

激しい運動よりも、リズム良く呼吸ができるような運動が自律神経には効果的です。

〈リラクゼーションを取り入れる〉
瞑想や深呼吸、アロマセラピーなど、心を落ち着ける時間を意識的に作ることで、副交感神経が活性化され、リラックスできます。

ゆっくりと呼吸し、緊張をほぐすことがポイントです。

〈趣味やリフレッシュの時間を持つ〉
ストレスを発散するために、自分が楽しめる趣味やリフレッシュの時間を持つことが大切です。

好きな音楽を聴いたり、自然の中を散歩することも心を安定させます。

〈入浴〉
お風呂で体を温めることで血行が促進され、自律神経の働きが改善されます。

ぬるめのお湯(38〜40度)にゆっくり浸かるのが良いでしょう。

熱いお湯は逆に交感神経を刺激するため避けることがポイントです。

〈温かい飲み物を飲む〉
ハーブティーや白湯など、体を内側から温める飲み物を摂取することでリラックス効果が得られます。

〈過労を避ける〉
仕事や家事で疲れがたまりすぎないよう、適度に休憩を取ることが重要です。

過労が続くと自律神経の乱れを悪化させるので、無理をしない範囲で日常生活を送りましょう。

〈正しい姿勢を保つ〉
長時間のデスクワークや悪い姿勢は、筋肉の緊張や血流の悪化を招き、自律神経のバランスに悪影響を与えます。

良い姿勢を意識し、適度に体を動かすことで体全体のバランスが改善されます。