【ギックリ腰】について

【ギックリ腰】
急に起こる腰の激しい痛みの総称で、正式には「急性腰痛症」といいます。
鋭い痛みで突然身動きが取れなくなることから、別名で「魔女の一撃」とも呼ばれています。
中高年に限らず、10代や20代などの若い世代にも起こりえます。
強い痛みのため、姿勢を保持することが困難になります。
日常生活や仕事に大きな支障をきたすのが特徴です。
【ギックリ腰】症状は?

〈急激な腰の痛み〉
ギックリ腰では、腰部に急激な痛みが現れます。
痛みは突然起こり、強烈で局所的なものとなることがあります。
〈腰部のこわばり〉
ギックリ腰では、腰の周りの筋肉がこわばります。
このこわばりは痛みや動きの制限を引き起こすことがあります。
〈動作の困難〉
ギックリ腰では、腰の痛みやこわばりのために立ち上がることや歩くことが困難になることがあります。
腰の動きが制限されるため、通常の活動や日常生活動作が困難になることがあります。

〈下肢の症状〉
ギックリ腰が神経の圧迫や損傷と関連している場合。
下肢に放散痛、しびれ、筋力低下などの症状が現れることがあります。
これは、坐骨神経が圧迫されることによるものです。
【ギックリ腰】原因は?

ギックリ腰、主に4つのタイプ
・筋肉が炎症を起こすタイプ
・椎間板が原因のタイプ
・椎間関節が原因のタイプ
・仙腸関節が原因のタイプ
特に多いのが筋肉性のタイプ。
首から腰にかけて、体の表面にある脊柱起立筋を使い過ぎることで負担がかかり、炎症を起こします。


〈突然の負荷や無理な動作〉
腰部に急激な負荷をかけたり、無理な動作を行ったりすることでギックリ腰が発生することがあります。
重い物を持ち上げる際に姿勢を誤ったり、急な体の回転や屈曲をしたりすることが原因となることがあります。
〈過度な身体活動〉
長時間の重労働や激しい運動、スポーツ活動など、腰部に負担のかかる過度な身体活動がギックリ腰の原因となることがあります。
〈過去のケガや姿勢の問題〉
過去に腰部のケガを経験したり、姿勢の問題を抱えている場合、腰部の組織への負担が増え、ギックリ腰が起こりやすくなることがあります。

〈加齢やディスクの変化〉
加齢に伴い、腰部の椎間板や関節の変性が進むことがあります。
これによって腰部の組織が弱くなり、ギックリ腰の発生リスクが高まることがあります。
【ギックリ腰】どうすればいいの?

〈休息と安静〉
ギックリ腰が発生したら、まずは休息し、できるだけ動かずに安静にしましょう。
腰に負担をかける活動や姿勢を避けることが重要です。
〈温冷療法〉
ギックリ腰の初期段階では、炎症を軽減するために氷や冷却パックを患部に数十分間適用します。

症状が慢性化してからは、温めるために温湿布や温熱パックを使用することも有効です。
〈痛みの管理〉
痛みを和らげるために、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)などの市販の痛み止めを使用する。
ただし、医師の指示に従って使用することが重要です。

〈正しい姿勢と体の使い方〉
ギックリ腰の回復と再発予防のために、正しい姿勢や体の使い方の習慣化が重要です。
腰を保護するために、重い物を持ち上げる際は腰を曲げずに膝を曲げるなどの適切な姿勢を心掛けましょう。
〈医師の診察〉
ギックリ腰が重度の痛みや症状が長期間続く場合、または神経症状がある場合。
医師の診察を受けることが重要です。
【ギックリ腰】予防は?
〈正しい姿勢の保持〉
正しい姿勢を保つことは、ギックリ腰の予防において非常に重要です。
立っているときや座っているときには、背筋を伸ばし、腰部を直立させるように心掛けましょう。
また、長時間同じ姿勢を続ける場合には、適宜姿勢を変えて身体に負荷を均等に分散させるようにしましょう。


〈腰の筋力トレーニング〉
腰部の筋肉を強化することは、ギックリ腰の予防に役立ちます。
腰の周りの筋肉を強化するために、腹筋、背筋、お尻の筋肉を鍛えるエクササイズや筋力トレーニングを定期的に行いましょう。
〈適切な体重維持〉
過重や肥満は腰部に余分な負荷をかけるため、ギックリ腰のリスクを高めます。
健康的な体重を維持するためにバランスの取れた食事や定期的な運動を行いましょう。


〈適度な身体活動〉
適度な身体活動を継続することは、腰部の筋力や柔軟性を向上させ、ギックリ腰の予防につながります。
有酸素運動やストレッチ、ウォーキングなどの軽度な運動を定期的に行いましょう。
〈物の持ち方に注意〉
重い物を持ち上げる際には、腰を曲げずに膝を曲げ、腰部への負荷を軽減するようにしましょう。
また、荷物を持ち運ぶ際には、バランスを保つために両手で均等に分散させるようにします。


〈ストレス管理〉
ストレスは筋肉の緊張を引き起こし、ギックリ腰のリスクを高める可能性があります。
適切なストレス管理(リラクゼーション法、メディテーション、ヨガなど)を取り入れ、心身のリラックスを促すことが重要です。
ギックリ腰にならないように!!

ギックリ腰になってしまうと・・・
数日間は通常通りの生活を送ることができなくなってしまいます。
ぎっくり腰になってしまった場合は
・すぐにアイシングを
・痛みの出にくい姿勢で安静に
少しでも早く痛みを抑えらるように努めましょう。
筋肉の柔軟性向上や体幹を支える筋肉のトレーニングなどを行い、ぎっくり腰を予防することが大切です。
元気ですか~?
湘南山手整体院 髙瀬です。
当院は横須賀市池田町にあります。
最寄り駅は京急「北久里浜」「新大津」「京急大津」「馬堀海岸」
バスの場合は、京急「安房口神社前」下車です。
適度な「運動」継続していますか?
「肩こり」「腰痛」「関節痛」で、お困りではありませんか?
今回のブログは、【ギックリ腰】についてでした。