「背骨」正常な姿勢に戻すとスッキリと痛みが解消!
背骨の形「S字カーブ」は何で?
「脊柱の生理的湾曲」とは
頚椎には前弯、胸椎には後弯、腰椎には前弯。
これを「脊柱の生理的弯曲」と言います。
それぞれのカーブの頂点は、頚椎では第4頚椎。
胸椎では第7~8胸椎。
腰椎では第3腰椎になります。
なぜこのような弯曲が存在するのでしょうか?
それは、負荷を分散するために必要であると言われています。
「脊柱の生理的弯曲」があることで、人間は重力に負けず、〈立ったり〉〈歩いたり〉〈ジャンプしたり〉〈走ったり〉することができるのですね。
生理的弯曲が失われていく
加齢とともに脊柱を支持する組織は変性していきます。
高齢者になると生理的弯曲が失われていくのは自然な現象です。
姿勢を維持したり、長く歩いたりすることが大変になるのも当然ですね。
近頃、多くの若い人たちも生理的弯曲が失われています。
現象としては、骨盤が前方へ変位し、上半身は後方へ反らせ、頭はまた前に出てバランスをとっている姿勢です。
若い人になぜ増えているの?
原因は、さまざまですが・・・
〈スマホ〉や〈ゲーム機〉など、長時間使用の増加ではないでしょうか?
どこに行っても、立ってスマホを操作している人々を見かけます。
ほとんどの方が、骨盤に対して胸郭が後方に位置し、頭が前方に変位しています。
「脊柱の生理的湾曲」は、日常生活を痛みなく快適に過ごすためには、なくてはならない機能です。
重力との関係
人は、地球上にいるかぎり「重力」がかかります。
二足歩行である人間は、重力の影響を受けます。
そのため、重力の負担に耐え得る「クッション」として背骨をS字状にして、重力から身体を保護しているのですね。
衝撃を吸収
高い所からジャンプすると。
100の力で地面に着地した場合には、反作用として地面から100の力が足底に返ってきます。
しかし人間の身体は、背骨のS字によるクッション作用があります。
10の力で足を地面についた場合、10の力で地面からの反作用を受けます。
S字クッションがこの反作用力を吸収し、身体が受ける衝撃を抑えるのです。
物理学者のアイザック・ニュートンが唱えた、力と運動の関係性の法則の1つ。
「作用-反作用の法則」
これは、ある物体に力が加わると(作用)、その物体は同じ力で押し返す力が働く(反作用)という法則ですね!
柔軟性がないと!?
「S字カーブ」に柔軟性がないと・・・
日々の生活の中で、慢性的に衝撃を吸収できません。
関節に負担がかかって腰痛など、様々な痛みの原因になってしまいます。
人は背骨で吸収可能なパワーしか発揮できないように、脳がコントロールしています。
パワーを超えてしまうと怪我や負傷につながるためです。
トレーニングとストレッチ
背骨の柔軟性には、適度な運動や心理状態など、様々な要因が関連します。
背骨の柔軟性を保つには「関節トレーニング」と「ストレッチ」は、非常に効果があります。
姿勢も大切です。
「関節トレーニング」「ストレッチ」を、痛みのない範囲で行ってみてください。
その場で効果が実感できるはずです。
元気ですか~?
湘南山手整体院 髙瀬です。
当院は横須賀市池田町にあります。
最寄り駅は京急「北久里浜」「新大津」「京急大津」「馬堀海岸」
バスの場合は、京急「安房口神社前」下車です。
適度な「運動」継続していますか?
「肩こり」「腰痛」「関節痛」で、お困りではありませんか?
今回のブログは、【背骨】についてでした。